5/27 なんで年をとると痩せにくくなるの?
こんばんは!!!
いつも読んでいただきありがとうございます!!
最近どんどんと暑くなってきて、夏が近づいてきてるな~と感じております😓😓
今年の夏は、例年のようにみんなで集まって出かけるということができないかもしれませんが、やっぱり海とか山とかに出かけてリフレッシュしたいです>"<
ただ、夏のお出かけって何かと露出が多めになる時期で、毎年のように夏までには恥ずかしくない体形になんて思うのですが、気が付いたころには夏が始まり、そして夏が終わっていきます…🥶
そして、毎年のように感じることは、年を重ねていくごとに痩せにくくなってるような気がしてます
まあほとんど何もしてないので気がする程度ですけどね
でも私のお父さんとかみると、みるからに昔よりぽっこりしてきていて、あながち間違ってないのかなーとも思います
さてさて、この年を重ねていけばいくほど痩せにくくなる現象、名付けて「ぽっこりお父さん現象」なんですが、もしかしたら生化学の知識で説明できちゃうかもなんです
みなさん、生化学で電子伝達系ってやりましたよね
さらっと解説すると、体の中で行われるさまざまな代謝経路から生み出された電子からATPを産生していく工場のようなものです
この工場である電子伝達系は、5つの複合体から構成されていて、まず複合体の1~4で電子を運んでいき、このときに電気的な勾配を作っていきます
そして最後に複合体の5において、この勾配を使ってATPをつくる機械を動かすことでATPを産生していきます
基本的な電子伝達系はこんな感じなんですが、電子伝達系にはもう一つ特別なものが存在します
ATPを産生しないものがあるんです
びっくりですよね、電子伝達系はATPを作る工場だとかいっておいて、そうじゃないのもありますとか
でも実際あるんです
でも基本的な働きはATP産生型とほぼ同じです
複合体の1~4で電子を運びながら電気的な勾配を形成していきます
さて、なにが大きく異なるのかというと、複合体5にATPを産生する機械がなく、その代わりにサーモゲニンと呼ばれる脱共役タンパク質が存在しています
このサーモゲニンによってせっかくつくった勾配は、そのまま膜を介してもとに戻っていきます
なんか無駄遣いしてる感じですよね
でもです、この勾配が戻るときにものすごい熱を発生していくんです
イメージとしては、勾配が電池で、その使い道が機械を動かすのか、それともドライヤーみたいに熱として放出されるのか、使い道が2通りあるってことです
そしてこの熱を産生するミトコンドリアというのは、褐色脂肪細胞にふくまれています
そしてそして、なんとこの褐色脂肪細胞、加齢とともにどんどんと減少していって、赤ちゃんでは体全体にあったのが、大人になると肩のまわりにほんの少し残すのみになってきてしまいます
このせいで、加齢とともに基礎代謝が落ち、お父さんたちはおなかがぽこぽこしてくるんです
加齢による変化なんで仕方ないっちゃ仕方ない部分もあります
しかし!
そんなお父さんたちでも、もちろん私でも、皆さんでも
肩の周りにはまだまだ褐色脂肪細胞たちは存在してくれてるんです!
だから、肩をくるくる回して、肩甲骨の可動域を上げてやると、基礎代謝を上げることができて、痩せやすくなる可能性を秘めています
もし夏までに少しでも痩せて、見せられるボディにしようと考えてるそこのあなたは、今日からとにかく肩を意識して使ってみてください